2023.02.07メールマガジン

12月時点で「第一志望の企業について」約25%が「はっきり言える」他。〔ブンナビ編集部/ブンナビ学生アンケート 24卒の就活進捗状況の報告〕

ブンナビでは、登録学生を対象にしたアンケートを定期的に実施しています。
今回は、2022年12月調査の結果より抜粋してご報告いたします。詳細情報は、各大学担当・弊社HP宛にお問い合わせください。

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[1] 12月時点で「第一志望の企業について」約25%が「はっきり言える」
[2] 本選考への参加状況「プレエントリー」「ES提出」「面接」いずれも昨対比増
[3] 意見を交わす場での理想的なポジション「聞き手になる」4人に1人以上

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│1│ 12月時点で「第一志望の企業について」約25%が「はっきり言える」
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▼24卒学生の現在の第一志望について調査した。
「第一志望の企業名をはっきりと言える」と回答したのは、
24.3%(昨対比-3.3pt)で昨年度よりも少し下がった結果に。
「第一志望群として数社あげられる」が37.6%(昨対比+2.0pt)となり、
約60%の学生が、第一志望群以上は固まってきている状況のようだ。
「絞り込めていない」は38.0%(昨対比+1.3pt)で、全体的に志望企業の
決定状況は昨年度とほぼ変わらないようだ。

【問】現在、志望企業は明確ですか(択一)

回答 《昨対比》 選択肢
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24.3%《-3.3》 第一志望の企業名をはっきりと言える
37.6%《+2.0》 第一志望群として数社あげられる
38.0%《+1.3》 絞り込めていない
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また、現在の志望業界について聞いたところ、全体では「メーカー(生活関連
:食品・住宅など)」30.6%(昨対比-1.6pt)が1位に。
2位の「通信・情報・インターネット」が25.5%(昨対比+3.7pt)と、昨年度
よりその差が縮まってきている。
文系、理系別での順位を見てもメーカーや通信・情報・インターネットが
上位に来ている。

注目したいのは全体で9位の「アミューズメント・レジャー」(昨対比+5.7pt)
だ。コロナ禍の影響が大きい業界のため、昨年度同時期は10位以内に入って
いなかったが、今回は順位を上げる結果となったのは、学生の意識も変わって
きていると考えられそうだ。

【問】現在の志望業界を全てお答え下さい(複数選択可)
 ※全体は上位10位、文系・理系は上位5位

《全体》
回答 《昨対比》 選択肢
───────────────────
30.6%《-1.6》 メーカー(生活関連:食品・住宅など)
25.5%《+3.7》 通信・情報・インターネット
20.4%《+1.4》 マスコミ(広告・新聞・出版・放送など)
18.0%《+8.6》 コンサルティング(調査)
18.0%《-0.6》 メーカー(エレクトロニクス:機械・電子機器・自動車など)
16.9%《+1.3》 インフラ(鉄道・運輸・ガス・電力など)
16.5%《+4.1》 人材・教育
14.1%《-2.5》 商社
13.7%《+5.7》 アミューズメント・レジャー
11.8%《+3.4》 都市銀行/地方銀行/信用金庫
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《文系》
回答 選択肢
───────────────────
28.7% マスコミ(広告・新聞・出版・放送など)
27.5% メーカー(生活関連:食品・住宅など)
24.6% 通信・情報・インターネット
20.4% コンサルティング(調査)
18.6% 人材・教育
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《理系》
回答 選択肢
───────────────────
36.4% メーカー(生活関連:食品・住宅など)
33.0% メーカー(エレクトロニクス:機械・電子機器・自動車など)
27.3% 通信・情報・インターネット
19.3% メーカー(資源:鉄鋼・繊維など)
17.0% インフラ(鉄道・運輸・ガス・電力など)
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│2│ 本選考への参加状況「プレエントリー」「ES提出」「面接」いずれも
│ │ 昨対比増
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▼12月に入ると徐々に早期選考を受ける学生も出てくる時期だが、本選考への
参加状況について調査した。
「プレエントリー」40.0%(昨対比+7.5pt)「エントリーシート提出」44.3%
(昨対比+8.7pt)「面接に参加」34.5%(昨対比+3.8pt)と、昨年度よりも
軒並み増加傾向となった。
特にエントリーシートの提出昨対比+8.7ptと大きく伸びており、本選考も
早まっているようだ。

【問】インターンシップ選考以外で、既に本選考に参加したことはありますか。
   経験したことがあるもの全てお答えください(複数回答)

回答 《昨対比》 選択肢
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40.0%《+7.5》 プレエントリーをしたことがある
44.3%《+8.7》 エントリーシートを提出したことがある
34.5%《+3.8》 面接に参加したことがある
5.5%《-0.5》 内定をもらったことがある
0.8%《-0.4》 内定を辞退したことがある
34.1%《-8.4》 本選考に参加したことがない
2.4%《-0.5》 その他
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│3│ 意見を交わす場での理想的なポジション「聞き手になる」4人に1人以上
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▼学校生活の中では、ゼミ/研究/部活動/就活と、他者と意見を交わし物事を
進めなければいけないシーンが多々ある。
そんなシーンでの自身の立ち位置や、理想とするポジションについて調査した。
この設問も、全体、文系、理系でそれぞれ結果を抜粋してみた。

文系は「積極的に発言/発信者となることが多い」37.7%で1番多い回答だった
が、理系は「積極的に発言/発信者となることが多い」「積極的に聞き手と
なることが多い」が31.8%と、両極端が同じ数値となったのが印象的だ。

また「積極的に発言/発信者となることが多い」を選択した理由についても
文系・理系それぞれ抜粋してみた。
文系は「発言すること」は「その場をまとめること(リーダーになること)」
に近い意味合いを持つ傾向のようだ。

【問】学生生活(ゼミ/研究/部活/就活等)の中で意見を交わす場面において、
  『あなたの普段の立ち位置として』近いものを選んでください(択一)

《全体》
回答 選択肢
───────────────────
35.7% 積極的に発言/発信者となることが多い
23.9% あまり希望していないものの、発言/発信者となることが多い
18.4% あまり希望していないものの、聞き手となることが多い
22.0% 積極的に聞き手となることが多い
───────────────────

《文系》
回答 選択肢
───────────────────
37.7% 積極的に発言/発信者となることが多い
26.9% あまり希望していないものの、発言/発信者となることが多い
18.6% あまり希望していないものの、聞き手となることが多い
16.8% 積極的に聞き手となることが多い
───────────────────

《理系》
回答 選択肢
───────────────────
31.8% 積極的に発言/発信者となることが多い
18.2% あまり希望していないものの、発言/発信者となることが多い
18.2% あまり希望していないものの、聞き手となることが多い
31.8% 積極的に聞き手となることが多い
───────────────────

【自由記述】
「積極的に発言/発信者となることが多い」を選択した理由
《文系》
・自分から進んでチームをよくしようと意見して来たことが多いから。
・ゼミをリーダーとして引っ張っていくことにやりがいを感じるから。
・団体においてリーダー職についているから。
・自分の主張を伝えておかないと損すると感じるため。

《理系》
・自分の意見を求められていると感じているため
・意見を発信しない人が多いから
・ちょっとしたアイディアが、いいねって言われるのが嬉しいから
・周りに受け身な人が多いから
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上記の設問を合わせて、自身が理想とするポジションについても調査したとこ
ろ、「積極的に発言/発信者となる」ことが理想と回答が一番多かったが、
文系と理系で比べると9ptほど差が出る結果となった。

【問】学生生活(ゼミ/研究/部活/就活等)の中で意見を交わす場面において、
  『自身が理想的だと思う』ものを選んでください(択一)

《全体》
回答 選択肢
───────────────────
42.4% 積極的に発言/発信者となる
31.4% どちらかといえば、発言/発信者となる
19.6% どちらかといえば、聞き手となる
6.7% 積極的に聞き手となる
───────────────────

《文系》
回答 選択肢
───────────────────
45.5% 積極的に発言/発信者となる
30.5% どちらかといえば、発言/発信者となる
19.8% どちらかといえば、聞き手となる
4.2% 積極的に聞き手となる
───────────────────

《理系》
回答 選択肢
───────────────────
36.4% 積極的に発言/発信者となる
33.0% どちらかといえば、発言/発信者となる
19.3% どちらかといえば、聞き手となる
11.4% 積極的に聞き手となる
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▽今回は22年12月時点の、志望企業の状況や、文系・理系でそれぞれのアンケートでの回答の違いについてピックアップした。

志望企業は年内で、志望群までは約6割程度、固まってきているようだ。昨年度と比べて大きな変動は見られなかったが、はっきりと第一志望が決まっている割合は微減になっているため、年明け以降に固まっていく層がやや多いのかもしれない。また、志望する業界については相変わらずメーカー、通信・情報・インターネット、マスコミなどが上位となった。

学校生活での意見を交わす場面で、「発言者」になるか、「聞き手」になるか。の設問では、文系/理系で傾向が異なる結果になったことも興味深い。キャリアセンターの方たちも日々学生と接して、学年ごとの雰囲気や行動の傾向、学生個々の考え方や価値観の差異など感じることが多いことだろう。

新年を向かえ、採用本選考が本格化に向けて就職活動への熱量も増していく時期に入る。次回以降は学生の採用選考動向について、調査を進めていきたいと思っているので、学生サポートの一助となれば幸いである。

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■出典元(就職情報研究所)
https://www.careerpartners.co.jp/laboratory_news/20221213-01/
【2024卒】学生アンケート調査【12月版】より
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