2021.12.14メールマガジン

「テレワーク実施状況は企業決定に影響あり」他、11月の就職活動調査について-〔ブンナビ編集部/ブンナビ学生アンケート 23卒の就活進捗状況の報告〕

ブンナビでは、登録学生を対象にしたアンケートを定期的に実施しています。
今回は、2021年11月調査の結果より抜粋してご報告いたします。
詳細情報は、各大学担当・弊社HP宛にお問い合わせください。

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[1] インターンに「既に参加」は80%以上、
12月~1月に参加応募も過半数超え。
[2] 学生が思う『企業が選考で重要視する』項目
「リーダーシップ」は10位圏外に。
[3] 志望企業・業界決定の際、テレワーク実施状況は「影響を与える」約7割。
[4] テレワーク勤務の不安「仕事を覚えられるか」「コミュニケーション」他。
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│1│ インターンに「既に参加」は80%以上、
│   │ 12月~1月に参加応募も過半数超え。
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▼11月のアンケートより「インターンシップの参加状況」について調査した
結果、「既に参加した」81.0%(昨対比+9.8pt)となった。
8割以上の学生は既にインターンシップに参加しており、12月~1月の冬のイン
ターンシップについても「既に応募した」「これから応募する」を合わせると
8割を超える結果となった。

【問】インターンシップに参加したいと思いますか。(択一)
※1dayのものも含みます

回答 《昨対比》 選択肢
───────────────────
81.0%《+9.8》 既に参加した
3.6%《-5.5》 未参加・これから参加する
5.6%《-3.3》 未参加・これから参加したい(応募中)
7.8%《-0.5》 未参加・これから参加したい(未応募)
2.0%《-0.5》 未参加・参加したいと思わない
───────────────────

【問】「12月~1月」の間に開催されるインターンシップに応募しますか。
(択一)

回答 《昨対比》 選択肢
───────────────────
41.5%《-8.2》 既に応募した
40.0%《+8.4》 これから応募する
12.5%《-1.9》 迷っている
5.6%《+1.5》 応募しない
0.4%《+0.2》 その他
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│2│ 学生が思う『企業が選考で重要視する』項目
│   │ 「リーダーシップ」は10位圏外に。
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▼学生が考える「企業が学生を選考する際に重要視すると思う項目」について
調査した。
1位は例年と変わらず「コミュニケーション能力」が83.0%(昨対比+3.7pt)
2位に大きく差をつけた結果となった。説明会やインターンシップなど就職活動
においてもオンライン開催が増えたことによって、コミュニケーション能力が
重要と感じる機会も増えた結果といえそうだ。

【問】「企業」が学生を選考するにあたって特に重要視すると思う項目を
5つ選択してください。(複数選択)

回答 《昨対比》 選択肢
───────────────────
1位:83.0%《+ 3.7》 コミュニケーション能力
2位:65.8%《+ 5.5》 主体性
3位:58.9%《- 5.0》 協調性
4位:47.1%《- 0.9》 チャレンジ精神
5位:38.6%《- 4.3》 責任感
6位:30.6%《- 2.2》 誠実性
7位:27.5%《-10.2》 柔軟性
8位:20.3%《+ 0.1》 論理性
9位:20.1%《+ 0.9》 潜在的可能性(ポテンシャル)
10位:17.9%《+ 0.9》 信頼性
————————–
11位:16.5%《- 2.9》 リーダーシップ
───────────────────
※上位11位まで記載

少し注目したいのは、2位の「主体性」と11位の「リーダーシップ」だ。
過去5年間の同時期の調査を紐解くと「リーダーシップ」は必ず10位以内に
入っていたが今年は入らなかった。
また、2位の「主体性」は過去5年間ずっと3位で、「協調性」が2位をキープ
していた。「リーダーシップ」も「協調性」も集団の中で必要な能力だが
それらが順位を下げ、自身で決断して責任をもって行動する「主体性」が
ランクを上げた結果となった。
新型コロナの影響で学校生活の多くの時間を集団で過ごせなくなったことが、
少なからず関係しているのかもしれない。

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│3│ 志望企業・業界決定の際、テレワーク実施状況は「影響を与える」約7割。
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▼ここ数年で首都圏の企業を中心に広がった「テレワーク」について、学生が
志望企業・業界を決めていく中で「テレワークの実施状況」が影響するか
どうかを調査した。
結果は「はい」20.3%、「どちらかといえばはい」49.1%を合わせると
約70%が「影響を与える」と回答した。

【問】志望企業・業界を決めていく中で、テレワークの実施状況も影響を
与えますか。(択一)
※業種上、そもそもテレワークを実施できないものは除きます

回答 選択肢
───────────────────
20.3% はい
49.1% どちらかといえばはい
20.3% どちらかといえばいいえ
10.3% いいえ
───────────────────

【問】仮に同程度(同業・同条件)の志望企業から複数内定をもらった場合、
テレワークの実施状況は気になると思いますか。(択一)
※業種上、そもそもテレワークを実施できないものは除きます

回答 選択肢
───────────────────
73.0% はい
27.0% いいえ
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理由としては「テレワークを導入しているからよい」というよりも「環境や
時代の変化に合わせて、柔軟に対応できる企業」「働き方に自由度があり働き
やすそう」という印象が、プラスのイメージを持つ傾向がありそうだ。

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│4│ テレワーク勤務の不安「仕事を覚えられるか」「コミュニケーション」他。
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▼企業の「テレワークの導入」には前向きな回答が目立つ一方、いざ自分が
テレワークで勤務するとなった場合の不安について調査した。
結果は「職場の上司・同期との人間関係について」「研修など教育がきちんと
されるのか」「1人で業務を行うことができるのか」などが目立つ結果となった。

【問】実際に入社後テレワークとなった場合、不安に感じる点を
教えてください(自由記述)

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・職場の同期や上司とのコミュニケーションがうまくとれるのか。
・同期、上司とのつながりの薄さ。
・先輩社員とのコミュニケーション,関係性つくり
・研修などの教育はしてもらえるのか
・気軽に質問ができない。
・最初から1人で業務をこなせるのか。
・仕事とプライベートの切り替えができるのか。
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▽今回は11月のアンケートより「選考で重要視されると思う項目」や
「テレワーク」に関する意識など、新型コロナの影響によって、考え方や
価値観が変わったと思われる設問を中心にピックアップしてみた。

今までは「同じ空間」にいることが前提としての協調性やコミュニケーション
が重要視されてきたが、今は「それぞれが違う場所」にいながら、オンライン
上での円滑な対応も必要になりつつある。

そのためコミュニケーションの取り方も、工夫が必要になってきている。
また、それぞれが違う場所で自己と時間を管理して物事を決定し、進めていく
能力が以前よりも必要だと感じる。
オンラインとオフライン、両方の環境をバランスよく活用し業務に取り組める
ことが、これからの社会人には求められる能力といえそうだ。

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