2026.05.26メールマガジン
【保護者495名の声】「就活してる?」が言えない時代へ-親の不安から見える大学の新たな役割
-保護者495名の声から見えた「就活の新しい壁」
-親が知りたいのは、就活情報ではなく“距離感”だった
-大学に求められる保護者コミュニケーションとは
【親は就活情報を求めているのではなく、“正しい関わり方”を探している?】
弊社では、本年1月及び昨年6月開催の「就活生の保護者向けセミナー」予約者495名の声を分析しました。自由記述は160件にのぼり、「気になること・悩み」を読み解くと、少し意外な傾向が見えてきました。
親が知りたいのは、 「いつから始めるべきか」「インターンは重要なのか」 「最近の就活はどうなっているのか」といった、就活情報そのものだと思っていました。
しかし実際には、 「どこまで親が関わっていいのか分からない」 「『就活してる?』と聞くとケンカになる」 「何も話してくれない」 「見守るだけでいいのか」といった、“親子の距離感”に関する悩みが非常に多く見られました。
就活の変化とともに、親自身もまた「どう支えるべきか」を模索している。そんな状況が見えてきました。
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■TOPICS
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1.保護者の悩みTOP3
2.「就活情報」より「親の役割」への不安
3.学年別に異なる不安の傾向
4.大学に求められる支援とは
5.企業にも無関係ではない“親の存在”
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1.保護者の悩みTOP3
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自由記述を整理すると、大きく以下の傾向が見られました。
【1位】親の関わり方・距離感
「どこまで聞いてよいか」
「声掛けの仕方」
「見守り方」
【2位】出遅れ不安
「大学3年なのに動いていない」
「周囲は内定が出ている」
【3位】今の就活が分からない
「昔と違いすぎる」
「インターンが分からない」
興味深いのは、「就活ノウハウ」より「親としてどう振る舞うべきか」が上位だったことです。
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2.「就活情報」より「親の役割」への不安
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自由記述を読んでいて感じたのは、表面的な質問と本音が少し違うことです。
例えば、
表面:「インターンは必要?」
本音:「うちの子は出遅れていない?」
表面:「何社受ければいい?」
本音:「親として今何をするべき?」
という構造です。
就活情報が欲しいということもあるかもしれませんが、「このまま見守っていて大丈夫か」の確認作業に近い印象を受けました。また、「何も話してくれない」「一人暮らしで様子が分からない」という声も目立ちました。親世代は“情報不足”より、“情報の空白”に悩んでいるのかもしれません。
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3.学年別に異なる不安の傾向
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今回のデータから、学年による違いも感じられました。
【大学1~2年生保護者】
「いつから始める?」
「何を準備する?」
=早期化への不安
【大学3年生保護者】
「動いていない」
「就活の話をするとケンカ」
=親子コミュニケーション不安
【大学4年生保護者】
「不採用時の声掛け」
「内定が出ない」
=メンタル面への不安
当然ながら、保護者の悩みは学年によって大きく異なります。
大学では保護者会やキャリア支援施策を実施しているケースもありますが、「就活スケジュールの説明」を一律に行うだけでは、十分に応えきれない段階に来ているのかもしれません。
学年別・状況別に情報を設計することで、在校生支援だけでなく、これから入学する学生・保護者に対する安心材料にもつながる可能性があります。
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4.大学に求められる支援とは
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今回の結果から、大学側の保護者対応も変化点に来ているように感じます。
従来:「就活スケジュール説明」
今後:「保護者とのコミュニケーション支援」
例えば、
・親のNG声掛け例
・家庭内会話例
・学年別保護者ガイド
なども有効かもしれません。
学生支援だけでなく、「学生の周囲の環境支援」まで含めた設計が、今後のキャリア支援のテーマになっていく可能性があります。
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5.企業にも無関係ではない“親の存在”
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企業側にとっても、保護者は無関係ではありません。採用の早期化・長期化が進む中、学生本人だけで意思決定が完結しないケースも増えています。
近年では、内定後に保護者へ意思確認を行う「オヤカク(親確認)」という言葉も定着しつつあります。
「学生の背景に保護者の存在がある」という前提は、採用活動を設計する上でも必要なファクターの一つになりつつあります。
企業説明会を親向けに開く必要まではなくても、
「勤務地」
「働き方」
「福利厚生」
「キャリア形成」
など、家族にも説明しやすい情報設計は、今後ますます重要になるでしょう。
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【まとめ】
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今回の保護者データから感じたのは、「親もまた就活当事者になっている」ということでした。ただし、その役割は“伴走者”であり、“運転手”ではありません。親世代と学生世代では、就活環境も、情報量も、価値観も大きく変わっています。
だからこそ、親に求められるのは「正解を教えること」ではなく、「安心して話せる関係をつくること」なのかもしれません。
大学・企業双方においても、“学生本人だけを見る支援”から、“学生を取り巻く環境まで含めた支援”へ。今回のデータは、その必要性を示しているように感じました。
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■【OyatoKo(おやとこ)のご紹介・オンラインセミナーのご紹介】
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弊社では、就活生の保護者向け情報サイト「OyatoKo(おやとこ)」を運営しています。
過干渉でも放任でもない。“保護者”ではなく“支援者”として、子どもの就活との向き合い方を考えるメディアです。 「どう声を掛ける?」 「どこまで関わる?」 「今の就活事情は?」など、保護者のリアルな悩みに寄り添う情報を発信しています。
▼OyatoKo(おやとこ)
https://oyatoko-career.com/
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▽親向けオンラインセミナー開催▽
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過干渉にはなりたくない。でも、放っておいていいとも思えない。その“ちょうどいい距離”は、簡単に見つけられるものではありません。本セミナーでは、民間就職・公務員就職それぞれの今の就活事情に加え、学年別の大学生が登場。親との関わりについて、実体験をもとに率直に語ります。子どもが感じていた「ちょっとイヤだったこと」や「困ったこと」、そして「うれしかったこと」。そのリアルな声に触れることで、これからの関わり方を考えるヒントになれば幸いです。
日時:2026年7月11日(土)13:00-15:00
形式:オンライン(Zoom)形式
費用:無料
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■プログラム(予定)
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講演:こんなに変わった、今の就職活動
・民間就職編
・公務員編
[2]
パネルトーク:大学生の本音「就活と親との関わり」
・新3年生:これから就活を迎える立場として
・新4年生:就活を経験したからこその本音
・大学院生:進学と就活、どのような選択を迫られたのか
学年別に大学生に登場いただき、親との関わり方の本音をお聞きします
▽セミナー詳細・ご予約はこちらから▽
https://oyatoko-career.com/event
大学・企業のご関係者の皆様もご参加可能です。身の回りにも、就活生のお子さまを持つ方がいらっしゃいましたら、是非ご紹介いただけますと幸いです。
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いかがでしたでしょうか。最後までお読みいただきましてありがとうございました。
〔ブンナビ編集長 間宮 康之〕
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